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研究者情報 |
職位 | 教授 |
居室 | S8-312 | |
電話 | 3586 | |
メール | hayashi[at]mtl.titech.ac.jp | |
学生へ |
「鉄」は素晴らしい材料で、まさに「神様からの贈り物」ですが、鉄を造るプ
ロセスである鉄鋼製錬は完成されていて、大学で研究する部分は少ないと長い間
考えられてきました。しかし、近年、環境問題という新たな課題が発生し、プロ
セスの大きな改良に迫られています。特にこの1年、コロナ禍で世界のカーボン
ニュートラル社会への構造転換が大きく加速し、カーボンニュートラル製鉄のた
めの新しい発想にもとづく革新的要素研究が大学においても強く求められていま
す。私たちの美しい地球を、未来を生きる若者達に残すべく、私たち須佐・林研
究室ではCO2排出量を抑制するための高温の研究に全力で取り組んでいます。
また、私たちは地球だけではなく、宇宙にも目を向けています。現在、日本や
欧米は2024年までに月面再着陸、2040年頃までには月面でのインフラ整備を行お
うとしています。地球から月面へ建設資材を1 kg運ぶのに約1億円かかると報告
されています。月面で月土壌を用いて製鉄ができれば月に住むのも夢ではない?
そんな夢の様な研究も行っています。
是非、皆さんも私たちと一緒に明るい未来に向けて研究を行っていきません
か?!
「鉄」の旧字体「鐵」は「金(金属)の王なる哉」を意味しますが、鉄がそういわれる所以は、①地球の質量の約3分の1を占める、豊富に存在する材料であること、②微量の他の元素を添加したり、熱処理を工夫したりすることで様々な性質を持たせることができるようになることなどが挙げられます。しかしその一方で、鉄鋼製造プロセスから排出されるCO2は日本の総CO2排出量の15%にも上り、カーボンニュートラル社会における新しい鉄鋼製造プロセスが求められています。 |
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担当講義 | 300番台 移動速度論(第1Q) 400番台 Transport Phenomena (第2Q) 400番台 Physical Chemistry for High Temperature Processes (第3Q) |
研究者情報 |
職位 | 助教 |
居室 | S8-311 | |
電話 | 3589 | |
メール | watanabe.t.ai[at]m.titech.ac.jp | |
学生へ | 「鉄」は古くから人類の生活を支えてきた重要な金属であり,大量の鉄がこれまで生産されてきました。そしてこれからも作り続けることになるでしょう。しかしながら,豊富であるはずの原料鉱石の品質は年々劣化し,脈石(不純物)を多く含む鉱石での製鉄を余儀なくされています。 研究室では,鉱石の中に含まれる脈石が製錬の過程でどのような振る舞いをするのかをミクロレベルで観察し,環境負荷を抑え,資源を有効活用できるプロセスの提案を模索しています。これは製鉄方法が変わっても,あるいは鉱石の品質が変わり続ける以上,重要な研究テーマとなり続けるでしょう。 また,日本古来の「たたら製鉄」においても研究を行っています。たたら製鉄では様々な性質を持つ砂鉄を使い分けてきた歴史がありました。現代の製鉄の研究と同様に,原料の観点から砂鉄の反応を観察し,昔の人々が何故,どのように砂鉄を使い分けてきたのかを明らかにする試みです。 これらの知見は,工大祭(学園祭)でのたたら製鉄の実演や,「伝統技術と国際共修」という授業などのものづくりの教育活動にも活用されています。 研究の世界はスポーツや音楽の世界と違ってナンバーワンにはなれなくてもオンリーワンになることはできます。 勉強や研究を深めて世界初をいっぱい見つけましょう。 |
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担当講義 | 100番台 熱力学(第4Q) 200番台 材料科学実験(第2Q,第3Q,第4Q) 集中講義 伝統技術と国際共修 300番台 金属工学実験(第1Q,第3Q) |
研究者情報 |
職位 | 特定准教授 |
居室 | なし | |
電話 | なし | |
メール | rie[at]mac.titech.ac.jp | |
学生へ | 2022年4月に、長年お世話になった須佐・林研究室を離れて、芝浦工業大学に入職しました。現在は、林幸先生との共同研究を通して、特定准教授として当研究室の研究に携わっています。 自分には難しいかなと思ってしまうことでも、ちょっとした積み重ねを続けていくと思わぬところから道が開けたり、偶然の出会いが解決方法を与えたり、研究はそういうところが楽しいです。 現在は、高温熱物性と構造解析の観点から研究に取り組んでいます。熱物性はエネルギー問題を解決に導くための重要な指標で、製鉄プロセスではとても有用な値です。その成果が航空・宇宙分野の研究にもつながりはじめ、新しい出会いもあり、わくわくとした日々を送っています。 東工大の外に出て、今までとは違った視点も持てるようになりました。研究室所属などでご相談あれば、お気軽に連絡ください。(2022年5月9日) |
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担当講義 | なし |
研究者情報 |
職位 | 特命教授 |
居室 | S3-8 | |
電話 | 3190 | |
メール | susa.m.aa[at]m.titech.ac.jp | |
学生へ |
学生へ 2020年に始まったCOVID-19の世界的大流行は、まだまだ終息したとは言えませんが、いろいろな制限を設けながらも、少しでも早く元の形の社会に戻ることを願うばかりです。大学では、2年前にオンライン講義を取り入れ、危ない状況下では出校しなくても、自宅で講義を受けられるようにしてきました。その講義形式も徐々に元の対面式に置き換わっていくものと思われます。ただ、オンライン形式には、講義の当日都合が悪い学生でも別途ビデオで受講できるといったメリットもありました。うまい形で両者が共存できるようになればと思います。 私は2020年度から物質理工学院長を務めましたが、その任期も今年の3月で終了しました。定年までの残りの1年間は、再び、教育と研究のみに没頭したいと思います。とくに研究は、研究室のメンバーである林教授、遠藤特定准教授、渡邊助教と協力して進めていきたいと思います。 |
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担当講義 |
なし |
※電話番号の前に" 03(5734)" をつけてください